秋田県鹿角市の山中に出没しているクマに警官を含む4人が襲われ死傷する事件が起き、地元では不安が広がっているようです。
ところでこのクマは現場が秋田県であることから、本州生息のツキノワグマだという見立てが通常ですが、実はあるうわさがあるようです。
そこで今回はこのクマにまつわるあるうわさについて調べてみましたのでぜひ最後までご覧ください。
秋田県の人喰いクマはツキノワグマとヒグマのハイブリッド(交雑種)?
今回、秋田県で人を殺傷しているクマはある理由から通常のツキノワグマではなく、ヒグマとのハイブリッド(交雑種)ではないかと言われているようです。
ここでツキノワグマとヒグマの違いを見てみましょう。
ツキノワグマとは
体長は1.2~1.5m。
本州と四国に生息。
全身は黒毛で首の付近に大きな三日月型の白い模様がある。
雑食性で、小動物、昆虫、果実や木の実などを食べる。
性格は比較的臆病。
ヒグマとは
体長は2.0~2.8m。
日本では北海道にのみ生息。
食性は雑食だがツキノワグマに比べると肉食の傾向が大きい。
性格は荒く人をよく襲う
ところが、このところ秋田県などを中心にしたクマの目撃情報によると
とにかく体が大きい
「ここ5年ほどだと思うのですが、秋田側の熊取平や田代平、岩手側の四角岳、青森側の迷ケ平など、三県の境界周辺で、大型の個体の目撃例が増えてきたのです。」
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通常、ツキノワグマの体長は平均的に120センチ前後と言われていますが、目撃された個体はその倍ほどの大きさだったというのです。
体色が赤毛がかっていた
ツキノワグマは高齢になると稀に褐色の毛色になる個体もありますが、偶然にそのような個体が増えているのか、あるいは別の理由があるのかは定かではありません。
ただ純粋種のツキノワグマが赤毛になることはあまり例がないようです。
やはり純粋種のツキノワグマではなく、地元の猟友会の方によるとこれはヒグマとのハイブリッド(交雑種)の可能性が高いというのです。
そうなると獰猛で頭が良いヒグマの性質と巨大な体も引き継いでいるということでかなり恐ろしいことです。
なぜヒグマが本州にいたのか?
ところで、今回、秋田県下で多く目撃されているクマが、本来本州に生息する純粋のツキノワグマではなくヒグマとのハイブリッド(交雑種)だとしても、なぜヒグマが本州にいたのかという疑問があります。
この疑問から考えられるのが2012年に発生した”秋田八幡平クマ牧場事件”です。
秋田八幡平クマ牧場事件とは
秋田八幡平クマ牧場はヒグマ、ツキノワグマ、コディアックヒグマなどを飼育展示する観光牧場でしたが、あまり人気がなく、少人数で運営するずさんな施設でした。そして、2012年4月20日に発生した事件は、この施設で飼われていたクマが、積もった雪をつたって脱走し、従業員に襲い掛かり2人が亡くなるという凄惨な事件でした。
現在も逃亡中で行方不明?
そして、実はこの時に脱走したうち数頭が行方不明のままで、10年以上たった今、もともと生息していたツキノワグマと交配し、増えていてもおかしくないし、実際赤毛と呼ばれる大型のクマを見たという人が何人もいる(地元猟友会談)というのです。
ちなみに、飼育されていたうちコディアックヒグマはホッキョクグマに匹敵する世界最大のクマで、赤毛で全長3メートルにも達するということです。
まとめ
現在秋田県を中心に東北地方で脅威となっているクマによる襲撃事件は、警察官を含む被害者4人を出したままいまだに解決されないままになっています。
そんななか猟友会など地元の関係者によると、今回の事件の背景には実はかつてあった事件と意外な接点があるということのようです。
ツキノワグマとヒグマが交配した”ハイブリッド”が密かに増殖しているということは考えれば恐ろしい話ですが、その存在を事実として受け止めている地元関係者が何人もいるということの重大さは認識しておくべきではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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