『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』など大ヒット作を生み出した、世界的漫画家の鳥山明氏が2024年3月1日に、68歳で死去されました。
鳥山明氏といえば、特に『ドラゴンボール』の世界的大ヒットで海外でもファンが多く、今回の訃報で世界中から悲しみの声が寄せられているようです。
そこで、鳥山明氏死去への海外の反応を調べてみました。
鳥山明の死因は?
鳥山明氏の死去が発表されたのは2024年3月8日でしたが、死去したのは3月1日で、死因は急性硬膜化血腫だということです。
葬儀などを一通り済ませた後、一週間後に発表されたようです。
X(twitter)で一斉に発表された直後、世界各国から直ちに驚きと悲しみの反応が出始めました。
それら主だったものを見ていくことにしましょう。
鳥山明死去への海外の反応
フランスの反応
フランスはもともと日本文化に対する好感度がとても高いことで知られており、マンガ文化もMANGAとしてとても高い人気です。
マクロン大統領はかつて鳥山明氏にサイン色紙をもらっていたようでじきじきに追悼コメントを発表しました。日本語で「鳥山明氏と何百万もの彼の愛好家へ」と投稿し、仏メディアは「ドラゴンボール」について、「世界で少なくとも2億6000万部を売り上げた」と紹介しました。
またフランス政府は、芸術文化勲章のシュバリエを授与しています。つまりフランスでは芸術家の扱いだったようです。
中国の反応
中国では、外交部の定例会見にて追悼コメントが発表されたほか、その訃報は中国のSNSの検索ランキングでもトップになり、「私にとって最も偉大な漫画家です」「世界にDRAGONBALLとアラレちゃんを連れてきてくれてありがとうございます」などの書き込みがありました。
中国では、古典小説「西遊記」に登場する孫悟空がモデルとなった主人公が活躍する『ドラゴンボール』の人気が高く、鳥山さんの死去が伝えられると、SNSではあっという間に検索数がトップになったようで、「小学校の低学年で(代表作の)『Dr.スランプ』にはまり、高学年になると『ドラゴンボール』と共に育った」などと、自らの成長と重ね合わせた書き込みが多く見られました。
アメリカの反応
アメリカでは、ニューヨーク・タイムズが、鳥山明氏の作品がテレビ、映画、ゲーム界にも影響を与えたと論評し、「『Dr.スランプ』や『SANDLAND』は、海外でもよく知られ、何世代にもわたって漫画家に影響を与えている」と称えました。
また、NBA(バスケットボール)では、選手たちがドラゴンボールとNIKEやPUMAのコラボシューズで出場し、鳥山明氏に対する深い哀悼の気持ちを表しました。
イタリアの反応
イタリアでは一般紙が
「アラレちゃんは通常、見つけたすべてのうんちにたまらなく惹かれ、敵や友人に熱心にそれを見せる。このスカトロジーで遊び心があり、陽気なユーモアは明らかに子供の世界と結びついているが、羽のついた帽子、マグカップ、T シャツ、フィギュアなど、これまでに見たことのない最も不条理な商品化を通じて現実のビジネスとなる楽しい想像力の創造に貢献した。しかし何よりも、これは西洋社会を征服できる日本のソフトパワーの最大の例の一つとなり、今日も続く「マンガ侵略」のパイオニアであった。」
と伝えています。
【動画】イギリスの反応
イギリスではBBCNEWSにおいて”『ドラゴンボール』の原作者が死去”として大きく取り上げました。
日本国内のニュース並みの扱いに驚かされます。
韓国の反応
お隣の韓国でも韓国文化放送(MBC)が追悼ニュースで報道しました。
ただそれほど大きくは取り上げなかったようです。
まとめ
こうしてみると、日本のマンガ文化を世界中に広め、全世界の人々に夢と希望を与えた鳥山明氏の功績は称賛してもし過ぎることがないほど偉大なものだったと思います。
あらためて偉大な業績を残された鳥山明氏に哀悼の意をささげたいと思います。
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