今年も華々しく開催された第97回アカデミー賞授賞式。
今年の作品賞は「ブルータリスト」に決まりましたが、主演男優賞は同作でのエイドリアン・ブロディが22年ぶりの受賞となりました。
ところでこの22年前の第85回受賞式の際には、エイドリアン・ブロディがプレゼンターのハル・ベリーにとある行動をしてしまい、当時物議をかもしました。
そこでエイドリアン・ブロディが起こした行動が何だったのか少し調べて見ましたのでぜひ最後までご覧ください。
エイドリアン・ブロディが当日ハル・ベリーにした行動は?

2003年に「戦場のピアニスト」で史上最年少の主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディは感激のあまり、壇上でプレゼンターを務めたハル・ベリーを抱きしめ、喜びのあまり突然キスをしてしまいます。
アメリカ人だからキスぐらいと思われるかもしれませんが、夫婦や恋人でもない女性の口に群衆の前でいきなりキスをするというのはいくらなんでもやり過ぎだと物議をかもしました。
エイドリアン・ブロディとは

ここでエイドリアン・ブロディの経歴を見てみましょう。
- 名前:エイドリアン・ブロディ
- 本名:エイドリアン・ニコラス・ブロディ
- 生年月日:1973年4月14日
- 年齢:51歳
- 出身:アメリカ合衆国ニューヨーク州
- 身長:185センチ
アメリカのニューヨーク州でポーランド系ユダヤ人の画家と、ハンガリーとチェコ系ユダヤ人のフォトジャーナリストを両親に生まれたエイドリアン・ブロディは、幼少のころから母親の写真モデルとして活動していましたが、素行が悪く不良仲間と付き合っていたため、母親に強制的に演劇学校に入れられたということです。
2002年「戦場のピアニスト」でアカデミー賞受賞

1988年に「home at last」で映画デビューしていたエイドリアン・ブロディでしたが、彼の名を一躍有名にしたのは2002年にアカデミー賞作品賞に輝き、世界的なヒット作となった「戦場のピアニスト」でしょう。
ロマン・ポランスキー監督の同作品で、ナチスドイツ軍に追われ命からがら戦場を逃げまわるピアニストを壮絶なまでに演じ、同年の主演男優賞を獲得しました。
その後も「キングコング」「スプライス」「プレデターズ」といった話題作をはじめ、多くの作品に出演し今年2025年には22年ぶりに「ブルータリスト」で主演男優賞に輝きました。
ハル・ベリーとは

一方、ハル・ベリーは、1966年8月14日生れのアメリカ人俳優。
俳優としてデビューする前は、ブラックビューティーとして多くのミスコンに出演し、1986年のミスUSA2位、同年ミス・ワールド6位になっています。
そして2001年の「チョコレート」でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー主演女優賞を受賞。さらにベルリン国際映画祭では銀熊賞も受賞しました。
ボンド・ガールで有名に

そして2002年の「007ダイ・アナザーデイ」でボンドガールを演じたことで一躍スター俳優になりました。
2025年アカデミー授賞式で仕返しのキス?

エイドリアン・ブロディからいきなりキスをされた2003年から22年後の2025年アカデミー授賞式のレッドカーペットにおいて、今度はハル・ベリーがブロディに対してキスの仕返しをするというハプニングがありました。
授賞式当日、レッドカーペットでインタビューを受けていたブロディに同伴していた恋人のジョージナ・チャップマンさんに対し「ごめんなさい。でもやらなければいけないの」と一言謝罪したと思ったら、ブロディを強く抱きしめて、情熱的なキスを仕返し。
その後、インタビューに答えたハル・ベリーは「彼がレッドカーペットに現れ、キスをするのに21年間も待っていたのよ」と語り、計画的行動だったことを明らかにしました。
そして「彼にとっても私にとっても、とんでもない夜だった。彼の特別な瞬間の一部となるために…今夜は彼にその仕返しをしなければならなかった」と、アカデミー賞の歴史に残るハプニングについて語りました。

21年間も仕返しの機会を待っていたのはすごいですね。
まとめ
最近のアカデミー授賞式は時として、あっと驚くようなハプニングが起こっているようですが、2025年は会場外でのキスを除けば無事に式典は終了したようです。
異性の口にキスをするという行為は日本人の感覚ではそう簡単に受け入れられるものではありませんが、そこはアメリカ人の国民性で、風習的に日本人とは違ってまだ許容の余地があるのかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。