パリオリンピックの体操女子日本代表で出場するはずだった宮田笙子選手が喫煙・飲酒していたことが発覚し、日本体操協会は代表行動規範に違反したとして日本代表チームから離脱することになりました。
関係者によると、すでに本人には喫煙・飲酒の事実を確認済ということで、これで宮田笙子選手のパリオリンピック出場は事実上なくなりました。
今回はそんな宮田笙子選手の競技歴を調べてみましたのでぜひ最後までご覧ください。
宮田笙子選手とは
ここで宮田笙子選手のプロフィールを見てみましょう。
- 名前:宮田笙子(みやたしょうこ)
- 生年月日:2004年9月21日
- 年齢:19歳
- 出身:京都府
- 身長:151センチ
- 学歴:順天堂大学在学
宮田笙子選手は、4歳の時に兄と一緒に地元にある京都ジャンピング体操クラブに通ったのが体操選手になるきっかけでした。
最初は新体操でした。
ジュニア時代
14歳の時に、2018年カナダ国際(モントリオール)で国際大会初出場。個人総合で10位の成績でした。
また同年のアジアジュニア体操競技選手権大会では団体戦で中国に次ぐ2位入賞。
跳馬では新山愛望選手らに次いで銅メダルを獲得しました。
また2019年には、ハンガリーで開催された”第1回世界ジュニア体操競技選手権大会”の代表に選出され、団体で11位、個人総合で23位の成績を収めました。
京都から福井へ
中学3年生だった2019年の秋に合宿で訪れた福井で、鯖江体操スクールの田野辺満監督に「うちで体操をやらないか」と誘われた宮田笙子選手は、田野辺監督の指導力に惹かれ、地元・京都を離れることを決意。
10月に鯖江市内の中学校に転校し、福井での下宿生活をスタートさせます。
田野辺監督は宮田笙子選手の下半身のパワーを見て、「この子は将来、日本の宝になる」と感じたそうです。
鯖江高等学校時代
2020年
2020年に、田野辺監督が女子体操部監督を務める福井県立鯖江高等学校に入学。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、多くの大会が中止や延期となるなか、 FIG種目別ワールドカップ・メルボルン大会でシニア大会初出場を果たし、跳馬で3位の成績を収めました。
2022年
2022年のアジア体操競技選手権では団体3位に貢献するとともに、個人総合で4位、跳馬とゆかでは銀メダルを獲得。
同年の5月には体操NHK杯の「女子個人総合」で優勝したほか、自身初の世界選手権代表に選ばれました。
この2022年世界体操競技選手権では、同大会の跳馬で伸身ユルチェンコ2回ひねりを決め、14点台を記録しました。
この世界体操競技選手権では、団体戦で7位となり、個人総合では8位、平均台で13.533点をマークし、銅メダルを獲得しています。
また、高校3年生のインターハイでは、女子団体で鯖江高校が初優勝を果たし、個人総合では宮田笙子選手が2連覇を達成しました。
順天堂大学へ進学
2023年
宮田笙子選手は2023年4月に鯖江高等学校を卒業。同年4月には順天堂大学に進学します。
全日本選手権女子個人総合では、右足かかとの疲労骨折し予選では6位と苦戦しましたが、決勝では巻き返して2位入賞を果たしました。
同年5月のNHK杯でもけがを抱えながら、4種目とも安定した演技で大会連覇を果たし、2大会連続の世界選手権代表に選出されました。
同年10月、ベルギー・アントワープでの世界選手権では団体予選で段違い平行棒や平均台でミスが出たものの、チームメイトのカバーもあり8位で通過。決勝進出を決め、自力でのパリ五輪出場権獲得となりました。
しかし、決勝ではゆかでの着地ミスが影響し、8位で個人総合には進出できず。それでも種目別の跳馬では6位入賞しています。
2024年
今年に入ってからは、4月の全日本選手権の個人総合では予選から首位を維持し、決勝でも安定した演技で4種目合計109.798で自身初の個人総合優勝を果たしました。
5月のNHK杯では大会直前に左太腿負傷のアクシデントに見舞われ、予選ではゆかでの着地ミスがありながらも、決勝ではけがの影響も感じさせない安定した演技で3連覇を果たし、自身初のオリンピック代表に内定していました。
まとめ
宮田笙子選手は、体操選手としてまさに順風満帆の成績で、7月開催のパリオリンピックにもチーム主将として出場が決定していたにもかかわらず自身の喫煙・飲酒が発覚し、7月19日に代表行動規範に違反したとして日本代表チームを離脱することが決定したということです。
よりによってこのタイミングで喫煙・飲酒行為が発覚するとは驚きですが、事実が確認された以上、本人に気のゆるみがあったと言わざるを得ません。
これは本人はもちろん、他の日本代表選手にとってもダメージが少なくないと思われます。
宮田笙子選手はエースとしてパリオリンピックでの活躍が期待されていただけに、本当に残念でなりません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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