先日行われた衆議院東京15区補欠選挙にて、無所属新人の乙武洋匡さんの街頭演説中に、近くで大音量の演説をしたり、車のクラクションを鳴らし演説を聞こえなくするなどの過激な選挙妨害活動を行なったとして5月17日に警視庁に逮捕された、つばさの党の根本良輔容疑者。
そもそも根本良輔容疑者とはどういう人物なのか。そしてつばさの党とはどういうつながりがあったのか。
少し調べてみましたのでぜひ最後までご覧ください。
根本良輔の学歴は?
ここで根本良輔容疑者の経歴を見てみましょう。
- 名前:根本良輔(ねもと・りょうすけ)
- 活動名:根本りょうすけ
- 旧名:友野良輔
- 生年月日:1994年6月21日
- 年齢:29歳(2024年4月現在)
- 出身地:東京都練馬区
- 所属:つばさの党
- 役職:幹事長
根本良輔容疑者は、日本人の父と韓国人の母を両親に、1994年6月に東京都練馬区に生まれました。
したがって日韓ハーフです。
芝浦工業大学に進学
地元の小中学校を経た根本良輔容疑者は、成績が良かったらしく受験勉強をすることはなく、推薦で東京都立石神井高校を卒業後、芝浦工業大学に進学します。
大学では電気工学部に所属し、数学、物理そして英語とかなり真面目に勉強にいそしんでいたようです。
東大大学院へ
芝浦工業大学在学中より東京大学大学院へ進むことを目指し、電気工学を専攻。主に半導体の研究に従事し、将来的にはアメリカへ留学し、博士号の取得を夢見ていたとか。
ところが何を思ったのか、ある一冊の本と出合ったことで工学研究の道から離れてしまいます。
それが、零時レイさんの著書「究極の男磨き道」でした。
半導体研究からナンパ道の研究へ
この「究極の男磨き道」(零時レイ著)に出会ったことでナンパの面白さにめざめ、ナンパ道にハマってしまったということです。
何とその後は、ネットで見つけたナンパ師に弟子入りするため東大大学院を2年間休学し、住込みで講習を受け、15万円もの費用を工面するため実際にAVに出演したり、ゲイの人を相手にお金を稼いでいたのだそうです。
東大大学院を中退
その後、ナンパ師として生きていこうと、結局東大大学院は2019年に中退してしまいます。
そして始めたのが恋愛コンサル会社の「中星一番(なかぼしいちばん)」でした。
恋愛コンサル業で大成功
この恋愛コンサル会社「中星一番(なかぼしいちばん)」はおもにX(Twitter)やYouTubeでの教材販売で売り上げを伸ばし、2019年には年商2億円を達成したのだとか。
そしてこの売上金を納税する際に、自身の税金の使われ方に疑問を持ったことがのちに政治家を目指すことにつながります。
YouTubeで政治を学び政治の道へ
政治に関心が移った根本良輔容疑者はとりあえず、YouTubeチャンネル「アシタノワダイ」や「オリーブの木チャンネル(現、チャンネルつばさ)」などで政治を調べ、特に「オリーブの木チャンネル(現、チャンネルつばさ)」に共感し、150万円を寄付したのでした。
そしてこの行為がのちに政治団体「つばさの党」の代表、黒川敦彦容疑者に注目されて面会し、その政治理念に感銘を受け、今度は政治家としての道を歩むことになります。
つばさの党より立候補
黒川敦彦さんに面会し、意気投合した根本良輔容疑者は2021年に行われた「東京都議会議員選挙」および「葛飾区議会議員選挙」につばさの党公認候補として立候補します。
結果は、公明、共産の候補を押さえ100票差での落選でしたが、無名の新人候補としては大健闘と言える結果でした。
選挙妨害活動容疑で逮捕
そして今回2024年4月28日に行われた東京15区衆院補欠選挙にて過激な選挙妨害活動をしたとして、警視庁は立憲民主党などからの被害届を受理し警告を出していましたが、5月17日につばさの党の幹部3人を逮捕しました。
選挙候補者を擁立する政治団体に対して、公職選挙法の自由妨害の疑いで幹部の逮捕は異例だということです。
まとめ
実は今回の選挙妨害活動の行為自体は、首都圏以外に住む者にとってはテレビなどでもそれほど報道されてはおらず直接の認知度は高くありませんでした。しかし話題になって改めて見るとやはりかなり過激と言わざるをえませんね。
候補者にこれほどまでの妨害行為をさせる政治団体「つばさの党」の政治理念、また代表の黒川敦彦容疑者についてもいずれまた調べてみたいと思う今回の事件でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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